今回は転職時に購買・資材・調達部門が有利な3つの理由を紹介します。実際に調達部門から転職している私の実体験も踏まえて紹介していきます。
現在は転職が当たり前の時代です。調達部門で居ることの価値を常に意識しておく事で、転職や部内異動の際にアピールポイントを正確に捉える事ができます。
今回の記事はこんな方におすすめです!
・ 調達部門から転職、部内異動したい人
・調達部門からのキャリアパスが気になる人
・調達部門の強みが分からない人
・他社の調達部門に転職したい人
ネットには無いリアルな情報を持っている事

実は今、、転職を考えているんですが、、
少し相談に乗ってもらえますか?

もちろんよ。
ちなみに私も一度転職を経験しているの。
当時はB社の調達部門で働いていて、今の会社の調達部門に転職した経験があるわ。

そうだったんですね。
私も今、C社の調達部門に転職を考えてまして、、
ただ、何をアピールすればよいか分からず、、

あなたの強みは沢山あるわよ。
今あなたは半導体関係のバイヤーを担当しているわよね?
C社も多くの半導体を購入していると思うし、半導体市場に詳しい人材を探しているはずよ。

なるほど、自分の担当している半導体市場については詳しいです。
半導体商社の方にいつも最新の情報を聞けますし、それが強みになるかもしれません。
先輩ありがとうございます!!

ま、本音は転職しないでほしいけどね~~!(笑)
頑張って!!
『ネットには無いリアルな情報を持っている事』
この事実をバイヤー時代の私は気付けませんでした。しかし、調達部門から一歩外に出るといかに調達部門がタイムリーかつ生の情報を入手しやすい立場だったのかと気付かされます。
勿論、守秘義務やNDA等がありますので注意は必要ですが、使い方次第で大きな武器になります。
特に、
・サプライヤーとの繋がり
・各市場の最新状況の把握
などは、非常に価値があります。
基本的に、ネット上には詳細仕様や価格等は記載せず、自社HPのホワイトペーパーや見積回答時に情報を開示するケースが殆どです。
最新の市況情報も様々なサプライヤーからヒアリングすることで、自分なりの最新市況情報があるはずです。それは毎日新聞を読んでいてもGETできない情報なので、是非意識して情報をGETしにいきましょう。
また、同じ業界にいればサプライヤー担当者と再度巡り合う機会は多々あります。
その為、前職での関わり方によって次の職場で企業間のパイプになれる可能性はあります。
どこまで行っても、仕事は人と人とが行うものですので、サプライヤーとの繋がりも大切にしていきましょう。
製品知識が深い事
製品知識が深い事のメリットは多いです。その為、転職先に合わせてどこをアピールするか変える必要があります。
例えば、
・半導体商社への転職
この場合は、半導体市場の把握、製造プロセスの理解、最終製品市場の市況等をアピールしましょう。
・他社の調達部門
この場合は、転職先の最終製品から逆算してどんな部材を使用しているかを確認します。その上で、自分の担当製品と紐付けて、調達バイヤー目線での改善アプローチ等を目標として伝えると良いでしょう。
ただ製品を知っているだけではなく、製造現場の理解は大きなアピールポイントになります。製品と同じくらい製造過程を知ることは重要です。
調達部門では監査や現場見学などでサプライヤーの工場や製造現場を見られる機会が多いと思いますので、是非色々な現場を見に行きましょう。
また、サプライヤーから製品を教えてもらうことも可能です。サプライヤー営業の立場では自社製品を理解してもらう機会になり、win-winになります。
そこで得た知識や経験を他の事業や立場でいかに活用できるかを考え、自分なりの回答を持ちましょう。転職先の事業特性を踏まえたり、その業界の人に話を聞いたりして適応させていくことも重要です。
面接やESでのアピール時の注意点は、
・専門性を深掘りし過ぎない
・あくまで転職先での活かし方を意識
転職のポイントは他のサイトの方が良いと思うので、深掘りしないですが、
などを意識すると、経験や知識がアピールできます。
兎にも角にも、自分が調達部門で得られた知識・経験はとても価値が高いんだ、ということを今回気付いてもらえればこの記事を書いた甲斐があります。
明日から意識しながら調達業務をしてくださいね!

他部門への理解度が高い
調達部門は業務の中で様々な部門と仕事をします。
例えば、
| 関連部門や顧客 | 関わる業務内容 |
|---|---|
| 生産管理部門 | 調達部門と部材の納期共有を行い、社内の製造工程のスケジュールを調整します。 |
| 設計部門 | 調達部門の開発購買担当と設計者は上流で部材選定を一緒に行います。 |
| 開発部門 | 顧客が付く前に製品を開発する場合も、調達部門と一緒に部材選定を行います。 |
| サプライヤー営業 | 調達バイヤーは複数企業を担当するケースが多く、様々な営業担当者と関わります。 |
| サプライヤー社長 | 調達バイヤーは中小企業の社長と直接関わることも多いです。 |
| 経理部門 | サプライヤーとの支払い条件や月末の支払いなどの対応を調達部門から依頼します。 |
| 法務部門 | サプライヤーとの契約内容の確認を調達部門から依頼します。 |

唯一関わりが薄いのが営業部門になります。(会社によっては営業部門が直接調達部門に納期確認をするケースがあります。)
営業部門と調達部門は本来関わりが深い方が良いです。
最新の受注情報や見込み情報を素早くキャッチすることで調達活動で活用ができます。
しかし、基本的には営業部門は製造部門(生産管理部門)と情報のやり取りをします。
調達部門には生産管理部門から情報が来る流れになる為、少し距離が遠くなります。
もちろん、営業部門と調達部門が近い職場もあるかと思いますので是非自分の組織体制はどうなっているのかを確かめてみましょう。
話を戻します。
上記のように、ほとんどの部門と関わる調達部門は非常に多角的な視点を得ることができます。
少しずつ経験を重ねると、各部門がどのような考えで業務を遂行しているのかも理解でき、他部門の考えを踏まえた依頼方法や調整対応ができるようになります。
このような他部門の理解は転職時に必ず活きてきます。
例えば、経理部門に転職したい場合、調達部門の視点を持ちながら、『経理部門と調達部門の業務をよりスムーズにするためには〇〇が大事で、入社後は〇〇な施策で社内業務を効率化させたい。』などの具体的な内容を語ることができます。
普段の業務ではなかなか他部門へ意識を向けることは難しいかもしれませんが、時折俯瞰して業務フロー全体を見渡してみてください。
皆さんの転職・社内異動等のキャリアアップがより良いものになることを期待してます!


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