調達業務における調達部の役割とは?なぜ調達部が重要なのか?

今回は調達業務における調達部の役割とは?なぜ調達部が重要なのか?について紹介します。

これから製造業(メーカー)での勤務を希望される方は是非こちらで学んでみてください。

今回の記事はこんな方におすすめです!

・製造業(メーカー)志望の就活生
・調達部について知りたい方

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目次

調達業務における調達部の役割とは?

調達業務における調達部の役割をご説明する前に、まず調達部の中にある業務を整理してみようと思います。

単に調達部と言っても調達業務以外にも様々な業務があり、現在では下記のような業務が調達部内で行われています。

・バイヤー(購買)担当
・企画・計数担当
・遵法担当
・BCP担当
・調達戦略担当

上記のように様々な業務がありますが、基本的にバイヤー担当企画・計数担当は調達部を構えている企業には存在することが多いです。

今回はこの中でもバイヤー(購買)担当にフォーカスを当て、調達業務における調達部の役割を見ていきましょう。

調達業務における調達部の役割は大きく3つに分けられます。

・ソーシングの役割
・パーチェシングの役割
・オペレーションの役割

ソーシングの役割

まずソーシングとは、取引先を選定する役割になります。

ソーシングには2つのポイントがあります。

比較すること
新たに追加すること

これらの2つを進めることがより良いソーシングに繋がっていきます。

例えば、1社だけでなく2社、3社と相見積もりを取り、価格・納期・品質・対応などを比較して取引先を選定した方が良いでしょう。

また、固定の3社でずっと比較している場合は新たに競合を加えることでより競争原理が働き、QCDの更なるカイゼンが期待できます。

パーチェシングの役割

次のパーチェシングとは、材料を購入する役割になります。

材料を購入する役割ですが、意外とこの業務は付加価値が低いです。

調達業務といえば材料を購入することに注目されがちですが、基本的には購入作業の前後業務がミソになります。

購入をするためのソーシング購入した後のフォローはオペレーションというように、材料購入の前後業務に多くの時間を使うのが調達業務です。

オペレーションの役割

オペレーションとは、取引先との全般的なやり取りをする役割になります。

調達業務の中で最も大変と言っても過言ではないオペレーション業務ですが、具体的には下記のような業務があります。

・見積書、注文書、納品書などの授受
・納期調整
・在庫確認
・仕様書の授受
・打合せ
・サプライヤー訪問
・アクシデントや特急対応

基本的にはメールや電話による対応が多いですが、適度にリアルな対話も行うことで信頼関係を気付くことが可能です。

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なぜ調達部が重要なのか?

では、なぜ昨今調達部が重要と言われているのでしょうか?

私はその要因を下記の2点で考えております。

・納期の長期化と物価の高騰
・人手不足と調達業務の二極化

納期の長期化と物価の高騰

1つ目の要因は①納期の長期化②物価の高騰になります。

納期の長期化はコロナ以降の半導体不足が深刻でした。

他にも北米の大寒波による樹脂関係の納期遅延など様々な災害が影響しており、需給バランスが極端に需要に傾く時に納期遅延が発生します。

昨今は未曾有の部材の長納期時代となっており、まだまだバイヤーの方々は納期長期化を感じているようです。

②物価の高騰も深刻な問題です。

下記は最終需要・中間需要物価指数の推移であり、原材料は2022年ごろに大幅な上昇を見せた後に少し落ち着きを見せるも、また緩やかに上昇しております。

この物価上昇の動きは今後も継続し、原材料価格はさらに上昇していくことが考えられます。

日本銀行:最終需要・中間需要物価指数

引用元:中小企業白書(中小企業・小規模事業者の現状)https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2024/PDF/chusho/03Hakusyo_part1_chap3_web.pdf

この納期価格問題を対応するのが調達部の役割です。

原価を下げて、納期通りに製品を納めていくことで企業は売上を上げる事ができます。

まさに調達部の業務に直結する内容ですね。

厳しい企業経営の渦中でいかに調達部が重要なポジションにいるのかが分かります。

非常に厳しい状況ですが、調達部の腕の見せ所になります。

Setchan調達ブログでは、これまで様々なバイヤーの交渉スキルをご紹介してきましたが、下記の記事を参考にしてみてください!

効果的な納期調整の方法3選
価格交渉が最も通るタイミング

調達部は様々なアプローチを駆使して、この危機を乗り越えていく必要があります。

正解は誰にも分りません。しかし、様々な工夫を凝らして状況を打破していくのです。

これは調達部にしかできない仕事です。だからこそ調達部は重要なのです。

人手不足と調達業務の二極化

2つ目の要因は①人手不足②調達業務の二極化になります。

人手不足は説明が不要かと思いますが、業務量に対して人手が足りていないというのはどの職場でも共通の課題ではないでしょうか?

昨今の人手不足に伴い業務に優先順位を付けていく必要が出てきました。

何を基準に優先順位を決定するかというと『付加価値が高い業務かどうか』という判断軸です。

このような付加価値の高低判断により②調達業務の二極化が起きているのです。

どんどん労働人口が減っていく中で、できるだけ付加価値の高い業務を人が行っていくこと必要があります。

逆に付加価値の低い業務はどんどん機械やロボットに任せていくのです。

また、高付加価値業務の中でもデータ分析などはAIに任せることも手ですが、最終的には結果に対して人が判断しないといけないため、そのような意思決定業務に時間を使っていくことが重要です。

付加価値の高い、低い業務の図解

今後は人手不足がゆえに強制的に効率化やデジタルの活用への移行が必要になります。

調達部員がより高度な業務に特化していかなければいけないという点で調達部は重要であると言えるのです。

詳しい内容はこちらの資料でもご説明しておりますので、併せてご覧ください!

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まとめ

今回は調達業務における調達部の役割とは?なぜ調達部が重要なのか?について紹介しました。

ポイントは調達業務での調達部の役割は3つある点です。

・ソーシングの役割
・パーチェシングの役割
・オペレーションの役割

また、調達部が今後さらに重要な役割になっていくという背景をご説明しました。

下記のような問題が発生しているからこそ、各メーカーでは調達部がより必要とされているのです。

・納期の長期化と物価の高騰
・人手不足と調達業務の二極化

他にも調達部が優秀な企業の特徴をまとめた記事もございますので、併せてご覧ください!

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今回は以上です。

引き続きSetchan調達ブログをよろしくお願いいたします!



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