今回は購買部・調達部・資材部の納期調整のポイント3選をご紹介します。
今回の記事はこんな方におすすめになります!
・新人バイヤーで納期交渉が上手くいかない方
・就活生の方で納期調整について学びたい方
コロナ禍以降にバイヤーを経験されている方であれば、納期調整の大変さはご存知かと思います。
私も当時を思い出すと、納期調整しかしていない日々に何とも言えない虚無感を覚えた事を今でも思い出します。
特に半導体関係や樹脂を使用するコネクター類などは北米大寒波やコロナ等の様々な要因で納期長期化が余儀なくされました。
そのような状況でいかに納期調整を進めていくのかを今回は3つのポイントで紹介します。
一方で、中小企業への過度かつ無償での前倒し要求は下請法に抵触するリスクもありますので、下記記事で下請法についても確認いただくと良いかと思います!

それでは早速ご紹介していきます!
外部状況を理解する
1つ目のポイントは外部環境を理解する事です。
外部環境とは下記の様な情報を指します。
・製品市況(需給状況、製品サイクル)
・災害状況
・国際情勢
・関連部品情報
これらの情報を整理する事で対象製品の取り巻く環境を理解した上で調整を行う事ができます。
また、上記の情報を最も理解しているのはサプライヤー営業になります。
できるだけサプライヤー営業との情報格差を減らす事で妥当な納期で調整をしてもらう事ができます。
このバイヤーはあまりこの業界の事を理解していないな。と思われたら終わりです。

例えば、納期長期化の状況で、あるサプライヤー営業が製品を先にどのバイヤーに振り分けるかを判断する時、全く外部環境を知らないバイヤーよりも外部環境を理解しているバイヤーに先に振り分けるでしょう。
サプライヤーからの回答納期の妥当性を判断できないバイヤーはサプライヤー営業から上手く利用されてしまいます。
自社を理解する
2つ目のポイントは自社を理解するという事です。
5フォース分析というマイケル・E・ポーター氏が提唱した分析手法を使うと良いでしょう。

現在、自社がどの立ち位置にいるのかを把握する事が重要です。

5フォース分析の中で購買部・資材部・調達部が意識する部分は下記の部分です。
・売り手にとって自社は重要か・魅力的か?
・自社ビジネスへの他社の脅威があるか?
例えば、買い手として自社が力を持っているのかを多角的に理解しておくと、サプライヤー営業に対してのアプローチが変わります。
購買力の低い企業のバイヤーがサプライヤーに無理難題を要求したとしても、突っぱねられて終わりです。
材料を買えないとモノづくりはできないので、強気な交渉は得策ではないでしょう。
このように自社の立場によって交渉方法は変わります。
特に中小企業のバイヤーは買い手優位の状況を作り辛いため、納品先の大手企業のバイヤーも含めた交渉を行うなど、工夫をしながら対応しましょう。
また、普段からサプライヤー営業と良い関係を構築していくことで苦しい状況でも協力的に納期調整を行ってくれます。
こちらの記事でサプライヤー営業との関係性の構築について紹介しておりますので、是非ご覧ください。

優先順位を決める
3つ目のポイントは優先順位を決める事です。
優先順位とは下記の状況等で判断します。
・生産スケジュールが近いかどうか?
・エンドユーザーの理解があるか?
・売上や計数影響が大きいか?
基本的に調達部一人で優先順位を判断することはないですが、どの案件・製品の完成を優先するかを組織として戦略的に決める必要があります。
また、サプライヤーに交渉した際の成功確率や期待値も意識した交渉先ターゲットを決めましょう。
まとめ
今回は購買部・調達部・資材部の納期調整のポイント3選をご紹介しました。
今回ご紹介した3つのポイントは下記になります。
・外部状況を理解する
・自社を理解する
・優先順位を決める
納期調整は購買部・資材部・調達部の重要な業務です。
大変な業務ですが、状況を冷静に把握しながら根気強く交渉をしていきましょう!
他にも、下記の記事では『調達バイヤーが必ず身に付けるべきスキル』をご紹介しておりますので、是非ご覧ください!

今回は以上です。
引き続きSetchan調達ブログを宜しくお願い致します!


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